東洋医学×アロマテラピーで読み解く“ショウガ”の力
冬になると、身体がいつもより冷えやすくなる——。
更年期世代の女性にとって、この「冷え」は、頭痛・肩こり・だるさ・気力の低下など、さまざまな“なんとなく不調”に繋がります。
そんな寒い季節に、私たちをじんわりと内側から支えてくれる存在。
それが ショウガ(ジンジャー) です。
実はショウガは、
東洋医学でも、西洋のアロマテラピーでも愛され続けてきた“温めの名手”。
今日は、その底力を「食」と「香り」の両方からひも解いていきます。
■ アロマにも存在する“ジンジャー”という温めの香り
アロマテラピーというと、ラベンダーやローズなど“西洋の香り”をイメージしますが、
ジンジャー精油は、東洋のルーツを持つ香り。
サロンのアロマトリートメントでも、ジンジャーは、女性の冷え、巡りの悪さ、気力の低下 によく使われます。
ジンジャー単体の香りは、スパイシーで少し癖があるので好みが分かれますが、柑橘の香りと相性が良いので、”隠し味”のように少し加えてあげると、
エキゾチックで少しワイルドでスパイシーな温かみのある香りになります。
トリートメントで身体に触れていくと、さらに血流がふわりと巡り出し、冷え固まっていた身体がほどけていく——。
まさに「香りで温める」ことができる、とても優秀なアロマなのです。
■ 英語にある “ginger” のもうひとつの意味
実は “ginger” には、英語で 「元気づける」「活気を与える」 という意味があります。
“I ginger you.”(あなたに元気を与えたい)という表現もあり、
私は、気持ちが落ち込み「元気を出したい」とおっしゃるお客様に、そんな意味もこめてジンジャーを使ってきました。
言葉としての“ginger”にも、心を温め、気持ちを明るくする力があるな。と実感しています。
■ 日本人にとって馴染み深い“食材としてのショウガ”
ショウガは、特別な食材ではありません。
それなのに、とても優秀。
- 夏は、そうめんやお刺身の薬味に
- 冬は、鍋・汁物・煮物に
- 中華料理にも欠かせない存在
そんなふうに、一年通して自然に取り入れられる温め食材でもあります。
■ 東洋医学が大切にしてきたショウガの力
ショウガは、古くから「薬」として扱われてきました。
東洋医学や薬膳では、ショウガは
身体を温め、巡らせ、胃腸を支える食材 に分類されます。
とくに有名なのが、
- 冷えからくる下痢
- みぞおちの冷え
- 気力の低下
- 胃腸の弱り
を和らげる働き。
“ショウガ湯”が昔から愛されてきたのも、まさにこの理由からです。
■ 世界に広がるショウガ文化:イギリスのジンジャークッキー
実はショウガは、世界中で愛されている食材。
とくにイギリスでは、寒い季節に食べる ジンジャークッキー が定番です。
冷たい風が吹き、日照時間が短くなる冬。
身体と心のどちらも冷えやすい季節に、ショウガ入りのお菓子で気持ちを温める文化が根付いています。
それほどに、ショウガは「冬を元気に過ごす知恵」として世界で使われているのです。
■ “温めても冷やしても”働く、ショウガの不思議
ショウガには、
調理法によって働き方が変わる、面白い性質があります。
◎ 加熱すると…身体の芯から温める(加温効果)
鍋・スープ・煮物におすすめ。
冬の冷え対策には、こちらが最適。
◎ 生のままだと…体表を一時的に冷ます(冷却効果)
夏の薬味として理にかなっている。
だから“夏のショウガも冬のショウガも正解”。
この使い分けを知っているだけで、日々の食事が身体を整えるケアに変わります。
■ 更年期世代にとって、ショウガが“最高の味方”になる理由
更年期の女性は、ホルモンの変化の影響で、
- 血流が滞りやすい
- 自律神経が揺らぎやすい
- 胃腸の弱りやすさが出やすい
という特徴があります。
ショウガは、この三つを一度にサポートしてくれる とても優秀な温め食材。
「特別なことをしなくても、食べるだけで整う」
そんな心強い存在です。
■ まとめ:ショウガで“冬のゆらぎ”をやわらげる
冬の冷えは、更年期の不調をぐっと悪化させることがあります。
でも、毎日のごはんにショウガをひとさじ加えるだけで、
身体の巡りがスムーズになり、心までふっと軽くなることがあります。
そして、ショウガは
食べても、香っても、身体を温めることができる
少し珍しい存在です。
サロンでのアロマトリートメントと合わせることで、
さらに巡りが整いやすくなり、冬のお身体がふんわり軽くなっていきます。
寒さに負けない身体づくりに、
ぜひ “ショウガの底力” を味方にしてみてくださいね。


